激闘ハリネズ漁
先日、友達が遊びに来たとき、ハリボウが電子ピアノの裏側に入り込んで籠城するという事件がおきました。
30分ぐらいは戦ったな。
ピアノの裏が相当お気に召したのか、ハリボウが異様な程の頑張りを見せ本当に出てきませんでした。前に一回入ってしまったときにゴミ箱で入り口を塞いで安心していましたが、その後も正面のペダルの隙間から入ろうとしたりヤケにしつこかったハリボウ。なんと今回裏側を塞いであるゴミ箱を鼻力で押しやって強行突破したのです。
ひとまず2人でピアノをずらします。。
こないだ浸入したのが抜けハリの時期だったので、ハリが散らばっています…。まぁでもウン◯とか一杯あったら…と思ってましたがそれはなかったので一安心。。
いましたいました。
奥の方でチラチラ、鼻が出たり尻が出たり。
なんとも腹が立つチラリズムです。
(可愛いけど)
まずは前回効果的だったピアノをトントン叩く作戦を。内側に響くため、前回はなんだなんだ?!という感じですぐに出てきました。ところが今回は…
2人がかりでトントントン!ドンドンドン!!!とやっても、あるのは静寂のみ。いったいなぜ!?
もしかして挟まってるのだろうか?と覗くと、やはりチラチラ鼻や尻が出ていました。ちょっと出てきたり手前にやってきたり、そしてまた奥に戻っていく。…くそう!!
やめて〜!コンセントに興味もたないで〜〜!!
これ以上ピアノを動かすのは危険なので、なんとかこの状態のままはりぼを捕獲したい。しかし奥の方には手が届かず、悔しい状況が続きました。

ハリボウ「たのしーい♪」
やっと手前に来たので、すかさずハリボウの鼻先で足を踏み鳴らしました。驚いて丸まったとこを捕獲………という必勝法をだったのですが、甘かった。彼は丸まるどころかダッシュで奥に消えて行きました。…え?
今までのハリボウからは考えられない…。
放心する飼い主をよそに、余裕のチラリズムをかましているハリボウ。い、一体どうしたものか…。もっとすんなり捕まると思っていた2人の表情が次第に険しくなっていきました。
そこで友達が考案したのが、正面の隙間からハリボウがいる所をスプーンでつっつく作戦。つつかれてハリボウが驚き、手前に出てくる…という算段です。追い込み漁みたいなイメージ。これはいける!
意外にしぶとかった…。

スプーンが何かに当たる手応えはあるものの、その塊が動こうとしない。時折「フシュ!」という音がするものの、まったくどかんわ。ビビりのハリボウに、こんなド根性が備わっていたとは…!
変な感動を覚えながらも、これほどつかまらないとは…と焦る飼い主。そんなとき、まだまだ冷静な友達が編み出した第二の作戦が、毛布でジワジワ追い出して行く作戦。今度は沖網漁です。(いい案だしてるの友達ばかり)

毛布を押し込んでいくと…お!尻が出てきました。これは安全かつ画期的な作戦だ!!と盛り上がったのもつかの間、やはりしぶといハリボウ。中で踏ん張っているのか立ったハリが引っかかっているのか、とにかく尻以上が出てきません。

しかも、逆流を始めた!!ただでさえ狭いはずなのに、毛布が詰まった方向へ逆流している!いったい今日のハリボウはどうしたというのだろうか。こんなに頑張るハリネズミだったっけ。
もうヤケクソ‼︎で裏側から毛布を引っ張ったところ、トレイに載ったCDのように毛布に乗ったハリネズミが排出されました。
すかさず捕獲!!
ハリボウ「なんでだめなんだよう」
だめなもんはだめです。
あー長い戦いだった。